医院開業の手順【広告】

2021.12.10

開業したばかりの医院は、どんなに立派な先生が開いたとしても、広告しなければほとんどの方に認識されないままとなってしまいます。

一般的な開業と同様に、医院開業においても広告・宣伝は経営上非常に重要だといえるのです。

ただし、通常の事業よりも、医療の場合は広告に際して気をつけなくてはならないポイントもあります。

基本事項をある程度押さえつつ、広告業者と共に打ち合わせを行うことで、効果的な広告を打つことが可能となるでしょう。

そのためこの記事では、医院開業における広告や有効な広告手段などについて解説します。

 

医院開業における広告とは

 

医院開業においても広告は非常に大切です。

しかし、他の業種と比較すると、医療法によって厳しい規制を受けている点には気をつける必要があります。

たとえば、医院の広告においては以下の13項目以外の宣伝はできません。

 

<医院の広告に掲載できる内容>

  1. 1.医師または歯科医師である旨
  2. 2.診療科名
  3. 3.当該病院または診療所の名称、電話番号や住所、管理者の名前
  4. 4.診療日もしくは診療時間または予約による診療の実施の有無
  5. 5.法令の規定に基づいて医療を担うものとして指定を受けた病院である旨、地域医療連携推進法人の参加病院である旨
  6. 6.入院設備の有無、法令に基づく病床の種別ごとの数、医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の従業者の数
  7. 7.その他の当該病院または診療所における施設、設備または従業者に関する事項、診療に従事する医療従事者の氏名、年齢、性別、役職、略歴その他
  8. 8.患者またはその家族からの医療に関する相談に応ずるための措置、医療の安全を確保するための措置、個人情報の適正な取扱いを確保するための措置、その他の当該病院または診療所の管理または運営に関する事項
  9. 9.紹介をすることができる他の病院もしくは診療所等の名称
  10. 10.診療録その他の診療に関する諸記録に関わる情報の提供
  11. 11.提供される医療の内容に関する事項
  12. 12.患者の平均的な入院日数、平均的な外来患者または入院患者の数
  13. 13.その他の医療の提供の結果に関する事項

 

そして、医療法では患者の主観や伝聞に基づく治療効果への体験談、患者に誤認させる恐れがある治療前後の写真を載せることも禁じています。

 

医療法のガイドラインは随時改訂されているため、常に最新の情報を確認しつつ広告活動をする必要があるでしょう。

 

開業準備で有効な広告とは

 

ここでは、医院開業の準備において有効な方法について紹介します。

 

チラシ

 

チラシの配布は、即効性のある方法として有効です。

 

新聞への折り込みチラシを利用することで、診療圏に対して比較的柔軟に配布できます。

折り込みチラシが少ない曜日に配布した方が目につきやすく、加えて週末は在宅率が高いため読んでもらえる確率が高いでしょう。

クリニックの理念や先生の経歴、対応している疾患の種類、ホームページのアドレスなどをチラシに書きます。

 

また、チラシを直接診療圏にある住宅に届けるためには、ポスティングも有効です。

直接届けられるうえに開封率も高いため、高い効果が期待できるでしょう。

「~丁目」単位で、細かく配布先を選べる点は魅力的です。

ただし、近年では高級マンション・高層マンションなどでポスティングを禁止していることもあるため注意が必要です。

禁止されているマンションに投函し、クレームにつながるケースも考えられます。

 

電柱広告

 

持続性のある広告として、電柱広告も選択肢に挙げられます。

唯一公道に掲載できる広告が電柱広告です。

自院の宣伝だけでなく道案内としても利用できます。

 

電柱広告には、「巻き広告」と「掛け広告」の2種類があります。

 

巻き広告とは、歩行者の目線辺りにある、電柱に巻き付くようについている広告です。

一方の掛け広告は高い位置にあり、自動車を運転している方の視認性を高めています。

広告掲載場所の立地条件によって、住宅街は巻き広告、大通り沿いは掛け広告などと使い分けましょう。

また、スマホで検索する人も一定数いるため、2次元バーコードを記載することも大切です。

 

ただし電柱の場合は通りがかった人しか確認できないため、通勤ルートを調査して設置場所に気をつける必要があります。

 

駅看板

 

その名の通り、駅に掲載する看板です。

電柱広告よりも高額になるのが通常です。

駅の乗降者数によって広告料が変わる点が特徴のひとつだといえるでしょう。

コンセプトをわかりやすく伝えることで、高い効果が期待できます。

 

一口に駅といっても掲載場所にはさまざまなパターンがあり、設置場所によって広告の効果も変わる点も重要です。

自然と目につきやすい下り階段の目の前は、効果が高いでしょう。

 

設置に際してはターゲットが多く住む町の最寄り駅を狙い、掲載場所もターゲットの通勤ルートに合わせて選択することが大切です。

掲載内容には、治療方針や理念などターゲットに興味を持ってもらえる内容にすることをおすすめします。

 

ホームページ制作は必須

 

医院開業の広告方法としては、ホームページ制作が必須だといえるでしょう。

クリニックに限ったことではなく、現代に生きる私たちは何かを知った際にまず検索をするものです。

ある医院について知ったら、その医院名でインターネット検索をするのが通常でしょう。

その際に医院のホームページがなければ、「ここの病院に行ってみよう」と思うことは考えにくいです。

広告としての役割は当然ですが、現代において既にホームページは「あって当然のもの」となっているのです。

 

ホームページにはチラシや看板などと違って掲載量に制限がなく、載せたい情報を全て載せることが可能です。

もちろん先ほど紹介した医療法に照らし合わせて適切な情報にする必要がありますが、他のツールにはないメリットでしょう。

 

そしてホームページに加えてSNSなども活用することで、効果はさらに増すと考えられます。

ホームページを中心にSNSやブログなどを連動させて、ひとりでも多くの人に自院の情報をアピールしましょう。

 

医院開業時には広告を活用しましょう

 

今回は、医院開業時の広告活用について紹介してきました。

自院にとって必要な広告手段について判断する、よい材料となりましたでしょうか?

医院にとっても広告は大切な手段ですので、基本をご理解いただき活用していただけたら幸いです。

 

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