医院開業のため役に立つ資格の種類

2021.12.10

自分自身の医院を開くためには、さまざまな面での準備を進めていかなくてはなりません。

医師としての実力をつけることはもちろん、開業資金においても何らかの方法で調達することが求められるでしょう。

そして医院を開業する際に覚えておきたいのが、医院の経営に関係する資格です。

経営者としてのスキルも求められる院長としては、適切な資格を取得して経営に活かしていくことが望ましいでしょう。

そのためこの記事では、医院開業において必須となる資格や持っていたら便利な資格について解説します。

 

必須の資格

 

医院開業のために必須となる資格はただひとつ、医師免許だけです。

そのほかに、医院を運営するために絶対に取らなければならない資格はないといえます。

また、医師としての経験の有無や年数なども問われることもありません。

そのため何歳であろうと、医師免許を取った段階で資金調達さえできれば、開業医になることは充分に可能なのです。

 

医師免許

 

医院開業のために唯一必要な資格である医師免許は、国内でも最難関の国家資格として知られています。

医師になるためには以下のような流れを経ることが必要です。

 

医師になるまでの流れ

  •   1.大学の医学部に入学
  •   2.医学部で6年間の教育を受ける
  •   3.医師国家試験に合格する
  •   4.臨床研修医として2年間の経験を積む

 

医学部に入る時点で非常に高いレベルでの受験競争を乗り越えなければならないことは、一般の方でも理解されているところでしょう。

そしてその後6年間大学で医学知識を学び、医師国家試験に合格した後も研修医としての経験を積まなくてはならないという険しい道のりです。

 

さらにその後は医師として専門医としての研修を続けて3年受けることが通常であり、勉強に診療にと忙しい日々になるでしょう。

 

あったら便利な資格

 

医院開業において必須の資格は医師免許だけですが、医院を経営するにあたっては取得しておいた方が有利な資格もあります。

特に以下の資格に関しては、医院開業にあたって大きな助けとなるでしょう。

 

医院開業に向けてあったら便利な資格

  •   ・医療経営士
  •   ・病院経営管理士
  •   ・防火管理責任者

 

自分の医院を開業してからは、診療に経営にと非常に大忙しとなることが予想されるでしょう。

また、開業してからは自分の頑張りがダイレクトに収入に反映されるため、使える時間はなるべく業務にあてたいところです。

そのため、上記の資格は開業をする前に取っておくことがベストだと考えられます。

 

医療経営士

 

医院経営士とは、医療に関する知識に加えて経営に関する知識も併せ持つ、医療機関経営の専門家であることを証明する資格です。

 

医師としての研鑽を続けてきた先生方は、医師としてはスペシャリストですが、経営については詳しくないということもあるでしょう。

また、医院を経営していくなかで、経営に関する知識を深めたい方も多いでしょう。

医療経営士の資格を取ることで、経営者としてのレベルが上がり、病院経営に関わるお金の流れを理解できるようになります。

 

医療経営士となるには、医療経営士試験に合格することが必要です。

試験は1~3級に分かれており、2級と3級では筆記試験のみ、1級では筆記試験に加えて面接試験も実施されます。

3級試験は合格率が5割程度で年3回行われるため、まずは手始めに取得してみましょう。

 

病院経営管理士

 

病院経営管理士は、病院の管理運営を円滑かつ積極的に実行する能力と適応力を持つことを証明する資格です。

先ほどの病院経営士と同様に、病院運営におけるノウハウやお金の流れについて理解を深めるには適した資格だといえるでしょう。

単なる医療事務にとどまらず、組織管理論やマーケティング論など、医院の経営に関して必要な知識を学ぶことが可能です。

 

病院経営管理士の資格を取るためには、日本病院会が実施する通信教育を最後まで受講する必要があります。

そして修了には2年間で39科目を受講し、レポート・スクーリングや試験、卒業論文の提出までをクリアしなければなりません。

 

防火管理責任者

 

防火管理責任者とは、不特定多数の人物が集まる各種施設において、専任が義務付けられている管理者のことです。

火事を未然に防ぐための管理をすることが主な役割であり、取得することで以下の役割を担えるようになります。

 

防火管理責任者取得により身につくスキル

  •   ・施設にあった消防計画の作成
  •   ・災害時の適切な初期消火
  •   ・安全性の高い避難誘導
  •   ・避難訓練や消火訓練の実施
  •   ・スタッフへの防火管理関係の指導

 

防火管理責任者を取得するには、消防署が実施する講習を受けてその後の効果測定に合格する必要があります。

 

防火管理責任者は院長がなる必要がなく、スタッフが代わりに取得しても問題ありません。

しかし、当該スタッフが退職した際には改めて誰かが取得しなければならないため、院長が最初に取ってしまうのが得策です。

 

医院開業に求められる資格を理解しましょう

 

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことで、医院開業に役立つ資格についてご理解いただけたと思います。

医師免許以外は必須資格ではありませんが、経営を行うならある程度体形的な知識を得ておくことがおすすめでしょう。

 

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