クリニックのロゴマークは必要?デザインのポイントと5つの作成方法
2022.2.1
街やCM至る所で見かける企業や団体のロゴマークは、看板・名刺・封筒・ホームページなどさまざまな用途があり、企業のイメージアップの戦略の一つにもなるでしょう。
新しく開業するクリニックにおいても、その必要性は高まっています。
他院との差別化や患者さんの認知を高める役割があり、クリニックのイメージを左右すると言っても過言ではありません。
本記事では、新規開業するクリニックのためのロゴマークをデザインするポイントや作成方法などをご紹介いたします。
Contents
生活に溶け込んでいるロゴマーク
ロゴマークとは、その会社や職種の象徴となる図形の「シンボルマーク」と、社名やブランド名をデザイン化したものをセットにしたもの指します。
これらは身近な生活の中にも溶け込んでおり、赤十字や家紋、オリンピックで話題になったピクトグラムもそのうちの一つです。
企業で言えば下記が挙げられます。
ロゴマークの具体例
- アップル社ならリンゴ
- マクドナルドなら赤と黄色のMのマーク
- お菓子のグリコならゴールインマーク
このように、企業のイメージを直結させる重要な役割を担っています。
クリニックにおいてロゴマークによる差別化は重要
ロゴマークには「クリニックのコンセプトや想いを伝える」効果も期待できます。
色や形、モチーフを通してどんな診療科で、どんなコンセプトで運営しているのかを伝えられるのです。
また、看板・パンフレット・名刺・封筒・ホームページに至るまで共通したものを使用することで、統一感や認知性を高められます。
今まで、病院やクリニックはブランディングや差別化にあまり力を入れてきませんでした。
しかし、これからは少子高齢化による人口ピラミッドの変化や診療所の増加によって、差別化をしなければクリニックと言えど生き残れない可能性もあります。
サービスの内容などで差別化が難しいクリニックは、マーケティングやブランディングに力を入れるようになりました。
ロゴマークをブランディングツールとして活用できれば、患者さんにアピールできる材料になり、認知度が増し、集患にもつながるでしょう。
クリニックのロゴのデザインのポイント
クリニックのロゴマークをデザインするポイントは、いかにコンセプトや想いを可視化して反映させるかにあります。
その一方で、患者さんにわかりやすいようなモチーフを入れるのも効果があるでしょう。
また、封筒や診察券などに使用する場合は、使う色は2〜3色に抑えた方が無難です。
クリニックのロゴマークの作成方法
かつてクリニックのロゴマークの作成は、内装や看板の業者に一括して依頼するケースがほとんどでした。
しかし、近年はネット上に作成に関するツールやサービスが多数存在しています。
この中からご自身に合った作成方法を選択するとよいでしょう。
具体的には以下の作成方法があります。
ロゴマークの作成方法
- 内装や看板業者
- デザイン会社
- クラウドソーシング
- 無料の素材メーカー
- 販売サイト
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
作成方法①内装や看板業者
クリニックを新規で開業する場合などに、内装や看板業者にまとめて発注する以前からよくある方法です。
コンセプトなどを改めて説明する必要がない反面、費用は割高になるケースもあるので注意が必要です。
作成方法②デザイン会社
デザインにこだわりのある方向けになるのがデザイン会社に依頼する方法です。
医療関係のものの制作の経験が豊富なデザイン会社を選ぶと、スムーズに決められるでしょう。
作成方法③クラウドソーシング
クラウドソーシングでも作成の依頼ができます。
デザインを得意とするフリーのデザイナーも利用しているおり、コンペならたくさんの提案をしてもらえるでしょう。
看板業者やデザイン会社に依頼するより料金は割安ですが、手間や時間がかかるので、やり取りなどが面倒に感じる方にはあまりお勧めできません。
作成方法④無料の素材やロゴメーカー
一番リーズナブルなのが自分で作る方法です。
無料で利用できるデザインサイトなら、文字を入れ、素材を組み合わせるだけでそれなりのものが作れます。
ただし、作れるデザインの幅は狭いので、思ったようなものが作れない、ありきたりのデザインになってしまう、といった失敗もあるかもしれません。
作成方法⑤販売サイト
あらかじめデザインされたものを購入し、そこに社名を入れてアレンジしてもらえるケースもあります。
費用がわかりやすく、納品まで短時間で済むのが利点です。
参考までにクリニックに人気のあるキーワード・モチーフ・カラーをご紹介します。
よく選ばれるキーワード
- 優しさ
- 安心
- 信頼
- つながり
- 愛情
- サポート
人気のモチーフ
- 2人以上の「ひと」
- 山
- 花
- 十字
- 病院の頭文字
人気のカラー
- ブルー
- ピンク
- パステルカラー
クリニックのロゴマークは、「安心や信頼」をアピールし、優しい色合いで「愛情や穏やかな雰囲気」を伝える傾向があります。
また、歯科医院であれば「歯」、耳鼻咽喉科であれば「ウサギ」や「ぞう」など、一目見ただけで何の病院かわかりやすいデザインも人気です。
また、SNSを活用してクリニックの集客に効果的な方法をこちらで紹介していますので、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
クリニックにロゴマークでブランディングは必要不可欠
いかがでしたでしょうか。
他院との差別化を図るためにも、クリニックにロゴマークは必要不可欠です。
文字だけのものと比べて記憶に残りやすく、患者さんの認知性を高める効果も期待できます。
コンセプトや想いを表現できるので、ブランディングするためのツールとしても需要が高まっています。
開業をお考えの医師にとって、ロゴマークの作成と有効活用は重要な課題になってくるでしょう。
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