医院開業を配偶者に理解してもらう重要性とポイント
2022.2.1
医院の開業を配偶者の方にどの程度話していますか?
理解し応援してくれていますか?
「配偶者の力は借りないから理解はしてもらわなくてもいい」と考えているのであれば要注意です。
今回は、医院開業を考えている方に向けて、医院開業に関する配偶者の理解や配偶者に手伝ってもらう場合の不向きな業務とおすすめの業務について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
Contents
まずは配偶者の理解を得るのが重要
医院開業を行うに当たり配偶者の理解を得るのは非常に重要と言えます。
なぜなら、同意を得ないまま開業すると実務の手伝いやサポートをしてもらえなくなるからです。
仮に業務などを手伝ってもらうつもりは無くとも、必ずどこかで手を借りる場合が多いです。
医院開業には当然リスクが伴います。
多額の資金に関しても全額を貯金から出すとしても、お金を借りるとしても、生活をともにしている配偶者と無関係とは言えません。
仮に、あなたが怪我や病気で働けなくなった場合など、必ず配偶者の方の手助けや理解が必要です。
- なぜ医院開業を行うのか
- どういった所に不安を感じているのか
- その不安に対する大丈夫との根拠
上記のような内容はしっかりと話し合い、開業を応援してもらえるようにしましょう。
生活をともにしている配偶者からの理解があるだけで仕事のやりやすさは断然違います。
資格のない配偶者が手伝う場合に不向きな業務
医師・看護師資格の無い配偶者が医院を手伝う場合にあまりおすすめできない・不向きとされる業務があります。
それが以下の2つの業務です。
- 受付などのフロント業務
- 診察補助
しかし、上記は多くの場合で不向きである業務のため、配偶者の方の職歴や性格によっては問題無くこなしてくれる場合もあります。
何をお願いするかは相談して決めましょう。
以降でそれぞれの業務について説明します。
受付などのフロント業務
受付などのフロント業務は狭い空間で少人数のスタッフが常時しています。
スタッフからすれば医院長の配偶者と常に一緒に働かなくてはいけないため、「見張られている」「やりにくい」と感じる方も多いです。
ただ、配偶者の性格によってはスタッフとうまく打ち解け、医院に対する不安や医院長との間の良いクッション代わりを担ってくれる可能性もあります。
そうすると、風通しのいい職場となるのでメリットになる場合もあります。
診察補助
配偶者の方に医師・看護師免許がない場合は当然ですが医療行為は行えません。
ただ、主な医療行為を医院長が行い、その補助程度であれば資格が無くても問題はありません。
ここで問題なのは、仕事場でも家でもずっと配偶者と一緒にいてストレスがないかどうかです。
仲がいい夫婦の場合、職場でも家でも常に一緒でも問題はないでしょう。
しかし、中には常に一緒だとストレスを感じる方もいます。
ストレスが溜まり、ギスギスした状態では職員に対しても患者に対しても悪影響しかありません。
このように、たとえ診察補助ができたとしても、夫婦関係が悪いと仕事に悪影響を及ぼすリスクが高くなります。
資格のない配偶者が手伝う場合におすすめの業務
それでは次に、配偶者が医院を手伝う場合におすすめの業務を紹介します。
それが以下の2つの業務です。
- 経理・労務・法務などのバックオフィス
- もしものときの代役
先ほどもお伝えしたとおり、多くの場合でおすすめである業務のため、実際に手伝ってもらう際には配偶者としっかり相談しましょう。
以降でそれぞれの業務について説明します。
経理・労務・法務などのバックオフィス
医院長の性格などをしっかりと理解しており、信頼できる配偶者が行うとよりいいでしょう。
バックオフィスとは主に以下の5つの業務を指します。
- 銀行対応などの経理
- 給与計算の労務
- 捺印などの法務
- 行政手続き
- 人事採用
大きい医院の場合上記のような仕事を行う事務担当の職員がいる場合がほとんどですが、小さかったり起業してすぐだったりすると担当する方がいない場合が多いでしょう。
もしものときの代役
もしものときの代役も、配偶者が医院を手伝う場合におすすめの業務です。
代役として配偶者が現場に立てれば、休みたい方が休めて現場の負担を軽くできます。
開業して間もないころや小規模のクリニックでは、職員数がギリギリの場合が多く有給の消化や緊急の休みが取りにくいなど問題があります。
もしものときの代役として手伝ってもらうつもりであれば、開業時から出勤してもらい、定期的に研修を行うなど、少しずつ業務を覚えてもらうようにしましょう。
医者という仕事の魅力
ここまで配偶者の理解がとても重要であることが分かったと思います。
配偶者に伝える際は、理解してもらえるよう、しっかりと医者のやりがいや魅力を伝えることが大切です。
こちらの記事で紹介していますので、さらに詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
いかがでしたでしょうか?
配偶者の協力の有無は非常に重要
配偶者の理解と協力があるだけで経営は助けられ、自分自身のゆとりにもつながるでしょう。
ただし、夫婦によっては同じ職場がどうしても嫌などの場合もあるので自分たちはどうなのかの話し合いが必須になります。
しかし、配偶者への説明や開業に関してもっと相談したい意見を聞きたい方もいるでしょう。
そんな方はぜひ”プラザ薬局”にご相談ください。
プラザ薬局は医院開業の物件詳細や開業資金などの提案いたします。
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